「この世界の片隅に」という映画を見て思ったこと

日本人が太平洋戦争をした時、嫁、姑、小姑など女性がどうやってご飯を作ったり、着るものを作ったりしていたかが細かく描かれている映画でした。
主人公が住んでいる、呉という海軍がある、キノコ雲が見えるくらい広島の近くの話なのに、一家の誰かが、被爆したという話は無かったことは不思議でした。それが結構、話の伏線として何か話が展開するのかと思っていたのですが。
それはそれとして、話の中心は、終戦によって、アメリカが日本を占領した時、今までの暮らしでは、食べられなかったのだから、アメリカに頼るしかないと、皆が感じた所でした。頼っているということを自覚しているのではなく、ただ世の中の動きに流されて成り行きでそう思っていると感じました。高度成長期を経て日本が裕福になっても、現在も、それは変わらなかったのは、危ない国だから兵力を持ってもらっては困ると、アメリカを頼るしかないんだという世界の日本への圧力があったためと思われます。

しかし、今現在、時代の節目を迎え、アメリカは世界の警察でいることをやめ、内向きな国になっていくことになりました。それを見越していたのかいないのか、日本は戦争をすることができる法律ができました。

新しい日本を作っていく日本の若者の力量がこれから問われていくと思います。
今度はアジアの一員として、中国の中華思想の一部に入り、古代の様に中国とうまくやっていくしかないのかなと思います。

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